マンション共用部分の火災保険料が以前と比べて大幅に上昇していると聞きます。昨今豪雨などの大規模災害を受け、各損害保険会社が保険料を改定し大幅に値上げしたものです。今後も罹災が増えれば保険料は益々上昇する見込みとのことです。
多くの管理組合では更新時に施設共用部分の保険料上昇を抑制するため保険金額を減額したり、補償内容を縮小したり、対応に苦慮されていることも聞く話です。
マンションの保険事故の特徴として発生事故の約40%が給排水設備からの漏水事故となります。事故原因の典型例として、配管の老朽化による錆穴の発生、配管連結部分への付加による継手破損であり、事故の真の原因は建物の築年数ではなく設備のメンテナンスや修繕不足が原因によるものと言えます。
給排水管の更新又は更生工事を実施された管理組合としては、単純に建物築年数だけで決まる保険料に不公平感を感じると思います。一部の保険会社では管理組合の運営状況や設備のメンテナンス状況によって保険料が軽減される仕組みもあります。
マンション管理適正化診断サービスは管理組合の運営状況やメンテナンス状況を3段階で評価し、高評価のマンションに対して火災保険料を割引する制度です。診断サービス自体は無料のため管理組合の負担なく理事会の判断で受診することが可能です。診断有効期間は診断実施日から5年間となりますので、火災保険料の割引が適用されたかどうか一度診断サービスを受診してみることをお薦めします。
2021年12月20日